
シアバターがざらざらするのはなぜ?原因と対処法を解説
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期待していたなめらかなシアバターを開けてみたら、ざらざらした質感だったことはありませんか?「これ、もしかしてダメになってる?」と心配になるかもしれません。でも安心してください。このざらつきは自然な現象で、原因も対処法もとてもシンプルです。
なぜシアバターはざらざらするのか?(シンプルな説明)
シアバターは、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸など、いくつかの脂肪酸で構成されています。それぞれ溶ける温度(融点)が異なります。シアバターが一度溶けてからゆっくり冷えると、一部の脂肪酸(特にステアリン酸)が先に結晶化し、小さな粒ができるのです。
チョコレートが不均一に冷えると表面がざらざらするのと同じ原理です。
ニロティカシアバターはなめらかな理由
東アフリカ産のニロティカシアバターは、オレイン酸が多く、ステアリン酸が少ないため、融点が低く、よりやわらかくなめらかな質感が特徴です。そのため、ざらつきにくい傾向がありますが、保存状態によっては粒状になることもあります。
ざらざらの原因として考えられること
- 温度変化:運搬中や部屋の温度差で溶けたり固まったりを繰り返す。
- ゆっくりとした冷却:自然に冷えると結晶ができやすくなります。
- 保管環境:直射日光、高温、多湿な場所での保管。
ざらつきをなくす方法(簡単3ステップ)
ざらざらしたシアバターを元のなめらかさに戻す方法:
- やさしく加熱:湯煎または電子レンジで短時間ずつ加熱し、やさしく混ぜます。
- すばやく冷却:容器に移したらすぐに冷蔵庫または冷凍庫へ。
- なめらかな仕上がり:急冷することで均一な結晶構造ができ、質感がなめらかになります。
ざらつきを予防するには?
- 常温で安定した場所に保管する。
- 直射日光や熱源を避ける。
- 大量に購入した場合は、小分けにして使うと温度変化を減らせます。
ざらざらでも使える?もちろん大丈夫!
ざらついていても、シアバターの効果は変わりません。手の温度で粒はすぐに溶け、しっかり保湿・保護してくれます。むしろ、未精製で純粋なシアバターである証です。
まとめ & 次にできること
ざらざらの正体がわかれば、対処も予防も簡単です。これからも安心してシアバターを楽しんでください。
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